「ロシアによるウクライナ侵攻」に関する会長声明

ロシア政府によるウクライナへの侵攻と核兵器使用の示唆は、世界の平和と安全を脅かし、国際秩序の根幹を揺るがす残虐な行為であり、到底受け入れられるものではありません。このような事態は、日本キリスト教社会福祉学会が最も重視している人間の尊厳を剥奪するものであり、長期にわたってウクライナ市民、とりわけ日常生活を送る上で社会的支援を必要としている障がい者、高齢者、子どもたちなどの生活の土台を根幹から揺るがすものです。周辺諸国への難民問題も懸念されます。私たちは、「平和の君」である主イエス・キリストにあって、涙するウクライナ市民、平和を願うロシア市民、そしてこれらを共有する世界の兄弟姉妹とともに祈りを捧げ、そこにシャロームの実現を望みます。

           2022年3月12日
日本キリスト教社会福祉学会会長 木原活信